近年、健康や美容、ダイエットに効果的だと注目を集めているアーモンドミルク。
アーモンドミルクは、食物繊維やビタミンなど栄養素が豊富で、第3のミルクと言われています。
今回は、アーモンドミルクの効果やおススメのレシピなどについて紹介します。
目次
アーモンドミルクの効果
アーモンドミルクは栄養素が豊富ですが、どのような効果があるのか紹介します。
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① 冷え性の改善
冷え性は、血管が収縮することで血行が悪くなることで冷え性が発生します。冷え性の改善には、血行の改善が重要です。
アーモンドミルクには、血行促進効果のあるビタミンEが豊富に含まれているため、体全体に血液を行き渡らせる効果があります。
② 骨粗鬆症の予防
アーモンドミルクには、カルシウムが豊富に含まれているので、骨粗鬆症の予防になります。
特に、女性は加齢によって骨密度が低下し骨粗鬆症になるリスクが高いので、アーモンドミルクがおススメです。
③ 肩こりの改善
アーモンドミルクには肩こり改善効果のあるビタミンEが含まれています。過酸化脂質が増加することで肩の血行が滞り、肩こり特有の症状が表れます。
ビタミンEの作用により過酸化物質の増加を防ぎ、血行を整えます。
④ 動脈硬化・糖尿病の予防
アーモンドミルクには、動脈硬化や糖尿病の原因となる血管の詰まりを改善するビタミンEが含まれているので、定期的に摂取することで、動脈硬化・糖尿病の予防に繋がります。
⑤ 大腸がんの予防
腸内環境を整える食物繊維が多く含まれており、大腸がんの予防に効果的だと言われています。実際に、アーモンドミルクを飲んだ人と飲んでない人で実験したところ、飲んだ人の方が大腸がんの再発リスクが激減したとの報告があるほどです。
⑥ コレステロール値を下げる
アーモンドミルクに含まれているオレイン酸は、悪玉コレステロールを下げる効果があると言われています。
コレステロール値が高くなると、動脈硬化や心臓病、脳卒中を引き起こす危険性があるので、コレステロール値が高いと言われている人は、アーモンドミルクがおススメです。
⑦ 便秘対策
食物繊維が豊富なので、便秘対策に効果的です。食物繊維の他に腸内細菌も増やす作用があるので、便秘対策をしながら腸内環境を整えることもできます。
⑧ 女性ホルモンの調節
アーモンドミルクに含まれているビタミンEには、不規則な生活やストレスなどで不安定になった女性ホルモンを調節する働きがあります。
⑨ シミ・シワ・たるみの改善
ビタミンEには、強い抗酸化作用があり、内側から体の酸化を防ぎアンチエイジング効果があると言われています。齢によるシミ・シワ・たるみの改善効果が期待できます。
⑩ ダイエット効果
アーモンドミルクは、カロリー・糖質が低く、代謝を高める効果もあるのでダイエットに効果的です。実際に海外のセレブやモデルが、アーモンドミルクを取り入れたダイエットを行っているほどです。
⑪ ストレスの予防
アーモンドミルクに含まれているカルシウムは、ストレスを和らげる効果があります。イライラしがちな人はアーモンドミルクを飲むのをおススメします。
⑫ デトックス効果
代謝効果のあるビタミンB2が豊富で、老廃物の排出を促しデトックス効果が期待できます。
⑬ 美肌効果
美肌効果のあるオレイン酸とタンパク質が豊富に含まれているので、肌の潤いなどを維持する効果があります。
アーモンドミルクの栄養
アーモンドミルクに含まれている栄養について紹介します。
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① カリウム
カリウムには、余分な塩分を排出する働きがあるので、高血圧の予防が期待できます。アーモンドミルクに限らず、カリウムは他の食材にも含まれているので摂取不足になる事はありません。
しかし、日本人の一日当たりのカリウム摂取量は平均摂取量に届いていないので、高血圧が気になる方は意識した方がいいでしょう。
② カルシウム
カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素ですから、不足すると骨粗鬆症や歯がもろくなったりするのでカルシウムが不足しないように摂取しましょう。
③ 食物繊維
食物繊維が豊富なので腸内環境を整える他に、大腸がんの再発や便秘予防にも効果的です。便秘で悩んでいる人は、アーモンドミルクや食物繊維が含まれている食材を積極的に取りましょう。
④ ビタミンE
ビタミンEには、冷え性や肩こりの改善・動脈硬化の予防・女性ホルモンの調節・アンチエイジングなどの効果があります。
アーモンドミルクは痩せる
アーモンドミルクは牛乳や豆乳よりダイエットに向いていると言われています。
豆乳や牛乳よりアーモンドミルクは、「カロリー・糖質が低い」「美容・ダイエットに効果的な成分が豊富」「お腹を下しにくく、消化が良い」という特徴があります。
糖質・カロリーが高い牛乳はダイエットにNGです。アーモンドミルクは、牛乳や豆乳に比べてカロリーが30 kcal、糖質は1.0gと低いので、ダイエット中でも安心して飲めます。
美容効果のあるビタミンEやオレイン酸・食物繊維が豊富なので、便秘対策などダイエットにも効果的です。
牛乳は体質によりお腹を下す人もいますが、アーモンドミルクはアーモンドと水で漉した飲み物なので、牛乳は全く含まれていません。乳糖不耐症の方でも安心して飲むことができます。
アーモンドは、胃腸に優しく消化が良いので栄養をしっかりと消化吸収してくれます。アーモンドは液体なので粒のアーモンドを食べるより気軽に摂取できます。
アーモンドミルクはダイエットにおススメな商品ですが、市販のアーモンドミルクは砂糖が含まれているので、市販のアーモンドミルクを購入する際は、砂糖不使用の明記の物を選びましょう。
また、カロリー・糖質が低いとはいえ水代わりに飲むのはNGです。糖質・カロリー0ではないので多く飲めばそれだけ摂取カロリーが増えてしまいます。
アーモンドミルク、牛乳、豆乳の効果、症状別NO1は?
牛乳・豆乳・アーモンドミルクは様々な栄養素が豊富ですが、肌荒れや肥満・風邪・頭痛などの健康・美容面では、症状別にどれが一番効果的なのか紹介します。
風邪予防によいのはどのミルク
風邪予防に効果的なのは、アーモンドミルクです。アーモンドミルクには、免疫力アップの効果があるビタミンEが豊富に含まれているからです。
アーモンドミルクは加熱しても効果が失われないので、温めて飲むこともできます。
頭痛対策に適したミルク
頭痛対策に効果的なのは、豆乳です。豆乳には、頭痛の原因となる物質を軽減するマグネシウムと鉄分が豊富に含まれています。
マグネシウム不足になると神経が過敏になり頭痛が、鉄分不足は貧血になりやすく、貧血により脳に酸素が行きわたりにくくなるので頭痛の原因になります。
豆乳をそのまま飲んでも良いですが、キウイなどのビタミンCが含まれている食材と一緒に摂ると更に鉄分の吸収率がアップします。
肥満に最適なミルク
肥満対策に効果的なのは、アーモンドミルクです。アーモンドミルクは牛乳・豆乳よりカロリー・糖質が低いので肥満対策に適しています。
また、アーモンドミルクには満腹中枢を刺激し余分な脂を排出するオレイン酸が含まれているので、ダイエットにおススメです。
飲むタイミングも食事の1時間前~食間に飲むと満腹中枢を刺激されて食事量が減り、ダイエットに効果的です。
アーモンドミルクが肥満に良い理由
アーモンドミルクが肥満に良いとされている理由は、以下の通りです。
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① ビタミンB2による脂質の代謝アップ
ビタミンB2は、脂質の代謝を活性化させる効果があるので、ダイエットに効果的です。また、代謝を促進させることで髪や肌など美容面も健康的に保つ事ができます。
② ビタミンEによる血行促進・代謝改善
ビタミンEには、血行促進効果があるので冷え性の改善の他に血行促進により代謝も良くなります。
③ 食物繊維・オレイン酸による腸内環境を整え、便秘解消
食物繊維・オレイン酸により腸内環境が整えられ、便秘解消に繋がります。ダイエット中の便秘は、不要な老廃物が排出できないので美容面にも影響がでてしまいます。
アーモンドミルクを飲めば便秘解消となり、不要な老廃物を排出できるのでダイエットにも効果的です。
アーモンドミルクは、コクがありすっきりとした味わいなので飽きることなく飲めるのでダイエット向きの飲み物です。
飲むタイミングで痩せる
アーモンドミルクを飲むタイミングは、朝食1時間前や食間、間食時に飲むとダイエットに効果的です。
小腹がすいた時にアーモンドミルクを飲むことで、満腹中枢が刺激されてお菓子などを食べずに済みます。
アーモンドミルクはそのまま飲んでもOKですし、コーヒーや紅茶などに入れて割って飲んでも良いです。
肌の悩みシミ、シワに役立つミルク
シミ・シワに効果的なミルクは、豆乳です。豆乳に含まれているイソフラボンは、コラーゲンの生成を促進し、シミの原因となるメラニンの生成を抑制する効果があります。
イソフラボンの摂取目安は一日200ml(小パックの豆乳1~2本)とされており、飲むタイミングは、朝がおススメです。
ただ、飲む際に豆乳は沸騰させるとイソフラボンの効果が減るので、沸騰させないように注意しましょう。
熱に弱いですが冷えに対しては、効果は減らないので凍らせても大丈夫です。豆乳を凍らせて食べるのも良いですが、液体で摂取した方が栄養の吸収・消化に良いです。
豆乳は3種類に分かれています。
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① 無調整豆乳:水と大豆のみで味の調整がされていないが、イソフラボンが多く含まれている。
② 調整豆乳:飲みやすいように砂糖などが含まれておりイソフラボンも多く含まれているが砂糖などが含まれているので飲み過ぎに注意。
③ 豆乳飲料:フルーツなどが加えられておりジュースのように飲みやすい。イソフラボンは少ないが極端に少ないというわけではない。
どれもイソフラボンは含まれているが、調整豆乳と豆乳飲料は砂糖など甘みが含まれているので、飲み過ぎに注意です。
肌荒れは豆乳なぜ?
豆乳に含まれているイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た作用をもっています。
エストロゲンは、美肌ホルモンともいわれておりコラーゲンの生成など肌に重要なホルモンです。
しかし、エストロゲンが分泌されるのは生理後から排卵までの期間でしか体は自力で生成できません。そのため加齢による閉経後はエストロゲンの分泌量が減るため、シミ・シワなどの肌トラブルが増えてきます。
そんな肌トラブルの予防に効果的なのが、豆乳に含まれているイソフラボンです。イソフラボンはコラーゲンの生成促進などの効果があるので、シミ・シワの改善に効果的です。
絶品ミルクレシピ
アーモンドミルクの絶品レシピを紹介します。
アーモンドミルクレシピ
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① アーモンドミルク味噌汁
材料
味噌汁の具材(すぐに火が通る具材:ねぎや油揚げなど)
アーモンドミルク
作り方
味噌汁を作る際に、水の代わりにアーモンドミルク・味噌汁の具材を鍋に入れて、沸騰する間に火を止めて味噌や出汁を加えたら完成
② アーモンドミルクラテ
材料
アーモンドミルク
コーヒー
作り方
コーヒーにミルクの代わりにアーモンドミルクを入れて完成
やってはNG調理
豆乳・アーモンドミルクのレシピを作る際に、注意すべき点は以下の通りです。
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① 豆乳は、沸騰させるとイソフラボンの効果が減るので沸騰させないこと
② アーモンドミルクは沸騰させるとアーモンドミルク風味が消えるので、沸騰させないこと
豆乳の種類が豊富な理由
豆乳が初めて販売された当時は、一般的に知られておらず、豆乳を飲む習慣ありませんでした。また、当時の豆乳は腐りやすく賞味期限も長持ちできませんでした。
そこから紙パック入りの豆乳が登場し、一気に市場に拡大したが、豆乳はまずいというイメージが払拭できず中々人気がでませんでした。
しかし、そこから豆乳を美味しく飲んでもらえるように開発を続けた結果、現在の種類豊富な豆乳が増えました。
豆乳を使ったレシピ
豆乳レシピ
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① 豆乳味噌汁
材料(2人分)
ベーコン:適量
ねぎ:1/2本
里芋(水煮):6個
バター:大1
しょう油:小1
水:200ml
和風だし:大1
鶏ガラだし:大1
白味噌:大2
豆乳:200ml
生クリーム:100ml
作り方
ベーコンを細切り、ねぎは斜め切りにしておく
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鍋にバターを溶かし、里芋・ベーコン・ねぎを入れて炒めしょう油を絡め、火が通ったら、水・和風だし・鶏ガラだし・白味噌を入れる
↓
味を調えたら豆乳・生クリームを入れて沸騰させないように温めたら完成
② 豆乳キウイスムージー
材料
キウイ:1/2個
小松菜:適量
豆乳:200ml
作り方
ミキサーに材料を全て入れて混ぜれば完成。
③ フレンチ味噌豆乳ラーメン
材料
にんにく
ひき肉
チンゲン菜
すり胡麻
きのこ(まいたけ、マッシュルーム)
豆乳:150ml
水:150ml
インスタント麺
味噌ラーメンのスープの素
作り方
鍋でひき肉とにんにく・きのこを加えて火が通るまで炒めて、水とスープの素を加える(豆乳味噌スープの完成)
↓
豆乳を入れて沸騰させないように温めたら火を止める
↓
別の鍋で麺とチンゲン菜を同時に茹でて、麺が茹で上がったら豆乳味噌スープと合わせて、すり胡麻を振ったら完成
豆乳アイスがブーム? 豆乳アイスの作りかた
豆乳アイスは、「牛乳アレルギーの子でも食べられる」「凍らせるだけなので子供でも作れる」「好きなアイスの味が簡単に作れる」「牛乳のアイスよりカロリーが低い」などということから人気となっています。
豆乳アイスの作り方
好きな味の豆乳ドリンクを(市販の紙パック)を冷凍庫に入れるだけです。食べる時は、冷凍庫から取り出して3~5分常温に置くと取り出しやすいです。
*紙パックのまま凍らせてOKかどうか確認しましょう。
凍らせると栄養は変わらない?
豆乳は沸騰させるとイソフラボンの効果が減りますが、凍らせる事に関しては、凍らせても栄養は変わりません。
凍らせた際に白い塊が沈殿していることがあるが、豆乳の成分が分離しているだけなので問題ありません。
まとめ
アーモンドミルクは、豆乳や牛乳よりカロリー・糖質が低い・脂肪燃焼などダイエットの他に美容・健康面にも効果的な栄養素がいっぱい詰まっています。
味も濃くてすっきりしているので、ドリンクダイエットも飽きることなく長続きできます。
「飲むだけでダイエットしたい・健康を維持したい・美容を整えたい」と思っている方はアーモンドミルクを試してみてください。
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