最近、肉や魚の代わりに大豆を肉の代わりに使う「大豆ミート」が流行っていますよね。
大豆だけで肉のような食感や見た目で、肉のように脂質も少ないのでヘルシー料理を好む人におススメです。
大豆ミートもミンチやバラ、スライスなどタイプが様々です。中でも大豆ミート生ミンチタイプは、環境破壊を守る効果があると言われているようです。
今回、大豆ミート生ミンチの特徴などについて紹介します。
目次
大豆ミート生ミンチとは？
大豆ミートとは、大豆や小麦などの植物性たんぱく質を主原料に作られたお肉のような食材です。
大豆も遺伝子組み換えされていない100％の大豆を使用しており、大豆の油分を抽出して圧縮・高温乾燥させて作られています。
大豆メインで作られているので、普通の肉と比べるとカロリーも低く、コレステロールフリー・低脂肪で肉と同じ高たんぱく質豊富です。
高タンパクの他に食物繊維やミネラルも豊富です。食物繊維もキャベツ3個分、おからの約5倍の大豆イソフラボン、ビタミンBや鉄分も含まれています。
現代人は、肉中心の生活が送っている人が多く、食物繊維が不足気味です。そんな時に大豆ミートを食べる事で食物繊維をとる事ができます。
肉中心の食生活を送っている現代人は食物繊維が不足気味のため、大豆などで積極的に食物繊維を摂るようにしたい。
大豆ミート生ミンチの原材料
大豆ミート生ミンチの原材料は以下の通りです。
脱脂大豆加工品（国内製造（脱脂大豆、醤油））、米味噌、酵母エキス粉末／グルコノデルタラクトン、（一部に小麦・大豆を含む）
卵たん白、玉ねぎ、ぶどう糖、食物繊維、
食用風味油、酵母エキス、ココアパウダー ／ トレハロース、ｐＨ調整剤
調味料（アミノ酸等）、増粘剤（キサンタンガム）など。
大豆ミート生ミンチ簡単レシピ
大豆ミート生ミンチを使った簡単レシピを紹介します。
-
① 茄子と大豆ミート味噌挽肉のせ冷しうどん
大豆ミート生ミンチ（乾燥タイプ40ｇ）を湯戻ししたら、流水で軽く揉み洗いし、酒（大さじ1）を揉みこんで余分な水気をしぼる。
↓
茄子（1～2本）はくし切り、大葉（5枚）は千切りにしておき、調味料A（酒・砂糖・みりん・味噌各大さじ１、
しょうゆ 小さじ１、トウバンジャン 小さじ１/２）を混ぜ合わせておく。
↓
胡麻油大さじ2とみじん切りにした生姜（小さじ1/2）をフライパンに入れ香りが出るまで炒め、湯戻しした大豆ミートを加えて水分がなくなるまで炒めていったん取り出す。（焦げないように注意する）
↓
そのまま茄子を炒めて先ほど取り出した大豆ミートと調味料Aを加えて混ぜ合わせて、好みの味に調える
↓
うどんを茹でて冷やしたら皿に盛りつけて、好みの味に調えた大豆ミートと千切りにした大葉を乗せて完成
② 大豆ミートそぼろと大根のクイック中華風和え
大豆ミート（乾燥タイプ20ｇ）を湯戻ししたら、流水で軽く揉み洗いし、大根（1/4本分）は皮をむいて千切りしておく
↓
ボールに大豆ミートと調味料A（中華だし小さじ2、塩コショウ少々）を加えて揉みこみ千切りにした大根も加えて揉みこんでしばらく放置する
↓
胡麻油（小さじ1）を混ぜ合わせ、黒胡麻（適量）を全体に振れば完成
③ 豆腐のマーボーあんかけ
大豆ミート（ミンチタイプ100ｇ）を湯戻しして水気を切る
↓
木綿豆腐1丁を3㎝の角切りにし、調味料Ａ（だし汁 2カップ、醤油・みりん 各大さじ2）で5分程度弱火で煮る
↓
フライパンに胡麻油（少々）を入れ熱し、みじん切りした生姜（20ｇ）と大豆ミートを加えて炒め、調味料Ｂ（甜麺醤・醤油 各大さじ2、砂糖 小さじ2、豆板醤 小さじ1/2）で味付けする
↓
煮た豆腐を煮汁ごと入れて煮だったら水溶き片栗粉（大さじ2）を入れてとろみをつけ、胡麻油（少々）で香りをつけたら完成
提供：マルコメ公式チャンネル（marukomeOfficial）
大豆ミート生ミンチが環境破壊を守る
近年、野生動物による畑荒らしや気象変動により野菜や魚の不作・不漁、水不足などの問題が起こっています。
全世界で起こっているこれらの出来事に対して、国連は近いうちに食料不足に陥る可能性があると警告を出しています。
近い将来人口増加により食糧難に陥ると以前から言われていたのに、深く受け止めていない人々が多いです。
食料問題に対して最近、「代替肉」（フェイクミート）が注目を集めています。
大豆ミートは食物繊維など栄養が豊富な他に、常温で1年保存できるという長期保存が可能なので、食肉の消費量を減らす事ができるかもしれないと考えられています。
乾燥したまま食べる事もできるので、災害時の非常食としても使えます。
牛肉などの食肉を生産するには、肥料が11g、20.6トンの水など、多くの水・肥料が必要とされています。肥料の元になる物や水不足は、現在も深刻な問題とされています。
地球温暖化が進行してしまうと、家畜産業が廃退してしまう恐れがあります。その点、大豆などの豆類は、最小限に生産する事ができるので、環境にも大きな負荷をかけないそうです。
食肉を廃止し大豆ミートを中心にしていくのが、人類・環境にとって良いことなのかもしれません。
大豆ミート生ミンチは身体に良い？
普通の肉には、たんぱく質の他に、飽和脂肪酸も多く含まれているので食べ過ぎは健康上良くありません。
その点、大豆ミートは、肉よりも脂質が少なく低脂肪・高タンパク・食物繊維などが豊富で、肉に含まれている飽和脂肪酸も少ししか入っていません。
大豆ミートには、コレステロールを含んでいないので逆に、コレステロール値を下げる効果があり、ダイエットや生活習慣病に悩む方にはおすすめです。
大豆ミートは栄養満点の食材ですが、生産工程に違いがあります。一つは、大豆を圧搾するやり方と科学溶剤を使うやり方があります。
科学溶剤を使うやり方は、リン酸や塩酸を使用するので圧搾製法で作られた大豆ミートを選ぶのがいいですね。
圧搾製法でも「低温圧搾製法」の方が栄養価を壊さず作られているのでおススメです。
大豆ミートは栄養価が高い食材ですが、食べ過ぎるとマグネシウムやカルシウムなどのミネラルの吸収を阻害してしまいます。
また、大豆ミートばかり食べるのではなく、他の食材も一緒に食べてバランスの良い食事をするのが大事です。
まとめ
大豆ミートは栄養価が高いですが、大豆ミートばかり食べるのではなく他の食材と一緒にバランスの良い食事を摂るのが健康にとって大事な事です。
大豆ミートが気になっている方は、今回紹介した事を参考にしてみてください。
コメントを残す