猫のマンチカンの性格と特徴、飼育の仕方を覚えて楽しく過ごそう。

マンチカンというと短い手足が特徴的な猫ですよね。
マンチカンは飼い安いのかな?気を付けるポイントとか有るかな?
そんな疑問にお答えします!

今回は、マンチカンの性格や特徴などについて紹介します。

目次

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マンチカンの性格と特徴

マンチカン 手すり寄る

特徴
マンチカンの特徴は、短い足に丸い顔、短い足でも筋力が発達しているので、ジャンプ力に優れており低い姿勢で走り回る姿から「猫のスポーツカー」とも呼ばれます。

マンチカンは短い足で知られていますが、短足同士の繁殖は子猫が死産する可能性が高いので、通常は、短足と普通の足長猫で繁殖します。

短足猫が生まれる確率は2割程度で、残りは普通の猫と同じ足長か短足と足長の中間「中足」が生まれます。短足・足長・中足の3タイプのマンチカンがいるというわけです。

毛色や柄は、クリーム色や白、黒や茶色などの1色の他に、複数の毛色を持つ猫います。毛の長さも長い長毛種もいれば、短毛種も存在しています。毛色や柄などで、マンチカンの性格は変わりません。

性格
マンチカンの性格は、3パターンあるそうです。

穏やかで比較的おとなしいので、多頭飼いをしても問題ない
好奇心旺盛で、おもちゃなどに興味を示し元気に走り回っている事が多い
初対面の人間にも慣れやすい/なつきやすい

様々な猫と繁殖を行うので、性格は多種多様ですが、基本的にマンチカンの性格は好奇心旺盛で社交的なタイプが多いです。

また、穏やかな性格でもあるので多頭飼いでも他の動物と良好な関係を築ける協調性や順応性が高いです。

マンチカンは足が短いので登ったりはしない?

マンチカンは短い足でもジャンプ力は他の猫と変わりません。ただ、短い足なのでジャンプする高さは普通の猫より少し劣ります。

マンチカンは好奇心旺盛なので高い場所も怖がらずに歩いたり登ったりする事がありますが、一度でも怖い思いをするとトラウマとなり登らなくなります。

トラウマにより登らなくなっても適度な運動は必要なので、マンチカンの年齢に合った運動をすることが大事です。

足が短いマンチカンでも運動はすきなので、キャットタワーを導入した方がいいです。マンチカンの足の短さも考えて、高低差が大きいキャットタワーはNGです。

マンチカンにおススメの高さは、2~3段くらいまでの低めのキャットタワーがおススメです。

マンチカンは飼育しやすい?

マンチカン 首傾げ

マンチカンは、飼い主や初対面の人にも懐きやすいので、飼いやすい猫と言われています。また、他の猫より甘えてくることがほとんどなので、愛猫にたくさん構いたいと思っている方にもぴったりです。

賢いので、壁を引っ掻くやトイレの場所を間違えるなどもせず、しつけしやすいです。ただ、繊細で臆病な所もあるので、長時間の留守番や怒鳴り声や大きな声で話しかける事はやめてください。(マンチカンに限らずどの猫も)

常日頃から大きな声や怒鳴り声で話す人は動物を飼おうとは思わないでください。迷惑でしかないですから。

マンチカンの飼育の仕方と気を付けるポイント

マンチカンの飼育で注意すべきポイントは以下の通りです。

    手足の怪我
    マンチカンは手足が弱く怪我しやすいので、フローリングなど滑りやすい床は転倒しやすく怪我に繋がります。

    怪我防止のためにも滑りにくいマットやカーペットを家中の床に敷きましょう。

    大きな音・声を出さない
    マンチカンに限らず猫は音に敏感で繊細なので、普段から大きな物音や声を立てる/話す人は、要注意です。大きな音・声を立てずに静かに生活しましょう。

    誤飲・誤食を防ぐ
    マンチカンは賢いので、飼い主の行動を良く見ています。そのため。猫にとって危険な物がどこに隠されているのかも知っている事があるので、猫が届かない・知らない場所にしっかりと隠しましょう。

    ご飯をあげすぎない
    マンチカンは太りやすいので、ご飯をあげ過ぎてしまうとすぐに太ってしまいます。子猫は育ち盛りの時期なので食べたいだけご飯をあげて良いですが、成猫の場合はご飯をあげ過ぎないでください。

    食べ過ぎによる肥満で足腰・心臓や腎臓に負担がかかり、腰痛や関節痛・心臓疾患や慢性腎不全の発症リスクを高めてしまいます。

    肥満を防ぐためには、適正体重を維持し、体重に見合った量のご飯をあげる必要があります。運動したがらないマンチカンの場合は、低カロリー・低脂肪のダイエット用フードにしましょう。

    定期的にブラッシングする
    毛並みと被毛の艶を保つために定期的なブラッシングが必要です。短毛種なら週1回、長毛種は1日1回ブラッシングで抜け毛や毛玉を取り除きましょう。

    換毛期には、抜け毛の量が増えるので、長毛種は1日2回、短毛種も毎日ブラッシングを行いましょう。手入れの際は、皮膚を傷つけないように軽く優しく整えましょう。

    短時間でも遊びに付き合う
    マンチカンは好奇心旺盛ですが、成長するにつれて少しずつ落ち着いてくるので楽しいことなど刺激になる事がないと運動したがらなくなります。

    運動不足による肥満と筋力低下により足腰に負担がかかり、腰痛や関節炎を発症しやすくなります。
    一人暮らしでマンチカンを飼っている人は、中々長時間のマンチカンとのスキンシップを取る事ができないので、1日5~15分程度の短時間でも遊びに付きあってください。

マンチカンの種類はどのくらい

マンチカン

マンチカンの種類は以下の通りです。

    レッド
    レッドといっても茶色をベースにしたオレンジに近い色合いで、日本でいう赤猫に該当します。オレンジのような暖色系の色合いなので愛猫家たちからの人気が高いです。

    マンチカンのレッドは単色ではなく縞模様が入っているのがほとんどです。

    クリーム
    レッドと同じく茶色ベースの白に近い淡い色合いが特徴的です。猫の中ではクリーム色は多く見られますが、日本の猫の中ではあまり見ない色合いで、人気が高いです。

    ブラウン
    色がクリームよりも濃く、こげ茶に近い色合いが特徴的です。ブランの他にチョコレートと呼ばれる少し赤みがかかった色もあります。

    ブラウンはレッドなどと比べると目立つ色ではありませんが、落ち着きと野性味も感じさせるところが人気です。

    ホワイト
    一切他の色が混ざらない純白で、白猫です。他の色が一切混ざっていないホワイトは、マンチカンの毛を上品に見せ柔らかな印象を際立たせます。

    マンチカン以外の猫ではホワイトは多く見られますが、マンチカンの中では珍しいとされています。

    キャリコ
    キャリコとはホワイト、オレンジ、ブラックなど3種類の毛色が特徴的で、三毛猫と同じ色合いです。

    普通の三毛猫は3色はっきりと分かれていますが、マンチカンの場合は淡い色合いが複雑に混ざり合っています。

    ブルー
    青色ではなくグレーが混ざっているブルーで、濃いブルーや薄いブルーなど様々なブルーがあります。

    シルバー
    シルバー色の猫というとアメリカンショートヘアなどが代表的ですがマンチカンのシルバーも安定した人気の毛色です。

マンチカンの種類別の購入金額

マンチカンの購入金額は以下の通りです。

    ペットショップからの購入金額

  • 短足マンチカン:10万円〜50万円
  • 足長マンチカン:5万円〜20万円
  • ブリーダー・キャッテリーからの購入金額

  • 短足マンチカン:10万円〜40万円
  • 足長マンチカン:15万円前後

マンチカン特有の病気は有る?気を付けるポイント

マンチカン 振り向き

マンチカンがかかりやすい病気は以下の通りです。

    椎間板ヘルニア
    関節や骨に負担かかると、背骨と背骨の間にある椎間板が変形や飛び出してしまい、飛び出した椎間板が背骨近くの神経に当たることで、脊髄を圧迫し痛みを伴います。放置すると脊髄を圧迫した事で歩行困難になります。

    症状:足を引きずるなど普段とは違う変な歩き方をする
       運動をせず、急に大人しくなる
       足・胸・首のあたりに痛みがあり、撫でると嫌がるようになる
       麻痺

    治療法は軽度であれば抗炎症投与など投薬治療を行いますが、重度の場合は、外科手術を行います。

    予防は、肥満防止と毎日の十分な運動です。体重と年齢に合った適切な量のご飯をバランスよくあげて足腰に負担がかからない程度の運動を毎日行うことです。

    キャットタワーなどの階段や常に上り下りしている場所にクッションを付けてあげることで、足腰への負担が軽くなります。

    毛球症(もうきゅうしょう)
    マンチカンは、毛が短毛と長毛があり、長毛の子が気を付けるべき病気です。毛球症は、グルーミングの時に飲み込んだ毛が胃腸で塊となり消化されず溜まってしまいます。

    重度の場合は、開腹手術になる事もあるので、食欲不振・吐き気・便秘・下痢などの症状が見られたらすぐに病院に連れて行きましょう。軽度の場合は毛玉除去剤を使用し、体外に毛玉を排出させます。

    予防としては、猫に毛玉を飲み込めさせないように、毎日ブラッシングをしてムダ毛を取る事です。

    慢性腎不全
    腎機能が低下する病気で、他の病気が原因で発症する事が多いです。腎機能が低下すると嘔吐や下痢、高血圧など様々な症状が現れます。

    慢性腎不全は一度発症すると完治する事はできません。主な治療は、内科的治療と食事療法で腎不全の症状の進行を遅らせ症状を緩和させる事です。

マンチカンと暮らす準備で必要な物

マンチカン
マンチカンの生活で必要な準備品は以下の通りです。

必須品

    ご飯と水の容器
    キャットフード
    飲み水
    トイレ用の砂やトイレシート
    爪切り
    ブラッシンググッズ
    爪とぎ
    キャリーケース
    クッションやブランケットなどの寝床用グッズ

ご飯用の容器は、倒れにくい安定したものと低すぎても食べにくいので、猫の背にちょうどいい高さの物を選ぶようにしましょう。水用の容器は、常に新鮮な水を飲めるように循環式の給水機にしましょう。

猫は爪が伸びすぎると猫も人間も怪我をすることがあるので、爪切りや爪とぎは必須です。

猫のグルーミングで毛球症を発症する事があるので、定期的なブラッシングが予防となるので、ブラッシング用ブラシを用意しましょう。

マンチカンは手足が短いので怪我・病気にかかりやすいので、病院を受診する際にキャリアケースが必要になります。

猫は寒い環境が苦手なので、毛布など温かい場所を好みます。猫が寒がらずに温かく寝られるように温かい寝床グッズも必須です。

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