猫のシャンプーを嫌がらずに入れる方法とコツ!

大半の猫は、濡れる事が嫌いです。シャンプーをしようとすると、暴れたり逃げ出したりと風呂場に連れていくのも一苦労ですよね。

猫にとってシャンプーはストレスになりますが、飼い主もストレスに感じます。嫌がる猫を無理やりシャンプーするのは心が痛みますものね。

本記事は、猫が嫌がらずにシャンプーできる方法を紹介します。

目次

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猫のシャンプーを嫌がらずやる方法

猫 グルーミング

猫は、普段からグルーミングをしているので頻繁にシャンプーをする必要がありません。

それでも行うにしても年に2.3回程度でいいですね。

頻繁にシャンプーをすると、毛に必要な脂まで流されて毛のパサパサや皮膚の乾燥など皮膚炎を起こしてしまう可能性もあります。

人間も手を洗いすぎると必要な脂まで洗い流してしまい、皮膚が乾燥しますよね。それと同じです。

頻繁に行うと猫はストレスや恐怖を感じ、飼い主=嫌な事をすると認識してしまいます。そうなると、近づかなくなり触れさせてもらえなくなります。

猫がストレスを感じる事無くシャンプーする方法を紹介します。

    下準備
    手早くシャンプーしなくてはならないので、下準備は徹底しなければなりません。

    浴室に猫用のバスタブなど猫が入れる容器にぬるま湯を入れて、猫用のシャンプーを適量入れて泡立てておきましょう。
    *ぬるま湯も手を入れて「あったかい」と感じる温度にしておきましょう。

    シャンプーする前に、ブラッシングと耳掃除をする
    シャンプーする前にブラッシングをしておくと、排水溝に毛が詰まる心配がありません。

    耳掃除も湯気でふやけや耳垢が耳の奥に入り込んでしまうからです。入りこむと中耳炎になる可能性もあるので注意です。

    また、水が入ることで起こる事もあるので最初に、耳にコットンなど詰めておくのもいいですよ。

次に、シャンプーのコツを紹介します。

    (1) 下準備しておいた容器に猫を入れて首から足にかけて軽く触る感じでゆっくり撫でながら洗う
    *短毛種:指先で毛の流れに逆らいながら皮膚をマッサージするように洗う。
    *長毛種:手のひらと指先で毛並みに沿って押し洗いする。
    (一度目は軽く洗い、2度目は皮膚をマッサージするように)
    *雄のしっぽの付け根は、脂の分泌腺でべたついているので、念入りに。
    *足の裏と指の付け根は汚れが溜まりやすいので、忘れずに。
    *ノミがいる場合、下から洗うと頭部に逃げてしまうので首から下に洗うように。

    (2)顔は、濡らしやスポンジやタオルで、額→目の周り→口周り→顎の順で優しく拭く
    *目に水が入らないようにしっかり絞ってから拭くように。
    *ゴシゴシ強く擦らないように。
    *目やには、ぬるま湯に浸したタオルなどを目においてふやかしてから拭くと綺麗に取れる。

シャンプーのすすぎ方のコツ

    (1) シャワーノズルを体に密着するように首から足にかけてすすぐ
    *ぬるま湯で耳や顔・目に入らないように。
    *シャワーノズルを密着させることで、音と水圧が小さくなり猫が驚かずに済む。
    *シャンプーの洗い残しは、皮膚炎の原因になるのでしっかり洗うように。
    *顔にお湯がかからないように、上に顔を向けさせ耳を抑えながら首から下に洗い流す。

体の乾かし方のコツ

    (1) すすぎ終わったら、吸水性のタオルで優しく押し付けるように拭く
    *タオル一枚では拭き取れないので、多めに用意しておく。
    *顔や指先など水が溜まりやすい箇所は、キッチンタオルなどの吸水性のある紙がおススメ。

    (2) タオルで拭いたら猫に身震いを指せて水気を飛ばす
    *耳に息を吹きかけると身震いする。

    (3) 乾いたタオルを背中から全身を包み込み、再度水気を拭き取る

    (4) ブラッシングをしながらドライヤーで乾かす
    *猫は、大きな音に敏感なので、ドライヤーを近づけすぎないように。
    *水気を取る際に、体温が下がりやすいので部屋をあらかじめ暖めておくように。
    *ドライヤーの熱を顔に当てないように手で隠すように。

    (5) しっかり乾かしたら静電気防止用のクリームなどを塗ってブラッシング+コーミングをして終了

どうしてもシャンプーを嫌がる場合、蒸しタオルで拭くだけでも綺麗になります。ストレスになる事を無理にしないように。

猫のおすすめシャンプー

シャンプー

猫のシャンプーは、猫用であれば何でもいいというわけではありません。良い猫用シャンプーを選ぶポイントがあります。

    猫用専用のシャンプーを使う
    人間用のシャンプーを使うと、猫の肌は荒れてしまいます。必ず猫用のシャンプーを使いましょう。同居犬がいる家庭でも、猫用を使ってください。

    無添加素材で低刺激のシャンプーを選ぶ
    猫は、ストレスやアレルギーの他に、刺激の強いシャンプーでも皮膚トラブルが起こります。

    皮膚トラブルでかきむしる事で更に悪化してしまう事もあるので皮膚の観察や掻く仕草がないか見ましょう。

    皮膚トラブル防止のためにも、植物由来成分を基にした低刺激性のシャンプーがいいですね。

    消臭に近いシャンプーを選ぶ
    猫は、自分以外の匂いに敏感なので、無香料や微香性のシャンプーを選びましょう。

    強い匂いだとその匂いが気になってしまい、ストレスになるので注意です。

猫のシャンプーおすすめアイテム

次に、猫用シャンプーでおススメな物を紹介します。

猫のシャンプーの頻度

お風呂 猫

シャンプー頻度は、年に2~3回で十分です。短毛種なら半年に一度、長毛種は一ヶ月に一度のシャンプーが目安です。

年に2,3回でも梅雨の時期に1回、秋ごろに1回がいいですね。

この時期は、暑すぎず寒すぎない比較的安定した気温なので、タオルドライのみで乾かすことができます。

ドライヤーが苦手な猫にいいですね。また、換毛期なので抜け毛をすっきり落とせますから。

猫はシャンプー必要?

猫 覗き込む

猫は、一生シャンプーをしなくても毛並みを綺麗に維持できます。

室外に出る飼い猫は頻繁でなくてノミやダニなどが付いているのでシャンプーする必要があるでしょう。

完全室内猫は、外に出ないので汚れる事がほぼありません。

「定期的にシャンプーしないと不潔じゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、それは人間の場合です。

逆に猫は、頻繁にシャンプーするとストレスや皮膚病の原因になります。

「子猫時代からシャンプーに慣れさせては?」という考えはやめてください。

猫は水が嫌いなので嫌いな事を何度もされるとストレスによる病気や飼い主の事を敵とみなしてしまいます。

まとめ

猫 眠い

猫のシャンプーは、頻繁に行う必要はありません。嫌いな事を無理やりさせられるのは、人間でも嫌ですよね。

それと同じで猫も嫌な事をされたら、相手の事を嫌いになります。シャンプーがきっかけで愛猫から無視や触らせてもらえなくなったら一生後悔するでしょう。

どうしてもシャンプーをしたいという場合は、年に2~3回を目安にしましょう。やりすぎない事が猫との信頼関係を続けられる方法ですね。

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