ほうれい線は、女性の悩みですよね。ほうれい線がある事で、若いのに老けて見えてしまう・・・。
一度顔に表れると、完全に消すには美容外科に頼るしか方法がりません。しかし、美容外科に通うとなるとお金がかかるのがネックです。
「お金をかけずに治したい」と思う方が多いでしょう。
本記事は、簡単にほうれい線を消す方法を紹介します。
ほうれい線を消す簡単なマッサージ方法
ほうれい線は、一度できると完全に消すことが難しいです。できることは、ほうれい線を悪化させないように予防する事です。
そもそもほうれい線ができる原因を知っていますか?
ほうれい線ができる原因は以下の通りです。
① コラーゲンなどの肌の弾力が低下した
② 顔の表情筋の衰えた
③ 皮下脂肪の蓄積によるたるみ
ほうれい線の悪化を予防するにはマッサージやエクササイズが効果的です。
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① 肌の弾力の低下によるほうれい線
- 口に箸を加え、上下の唇を開けずにつけたまま唇を横に引く
- 唇を横に引いたまま5秒キープする
- 上下の唇をつけたまま口角だけを「にっ」と上げてまた、5秒キープする
- 歯を見せるように、口角を上げて笑う
- マッサージ用の顔用クリームを口角→こめかみに向かって3本の指の腹でクルクルと回すように刺激する
- 耳の前のくぼみを優しく指圧する
- 眉間→こめかみに向かって3本の指の腹でクルクルと回すように刺激する
- 目の下を目尻→目頭に向かって3本の指の腹でクルクルと回すように優しく滑らせる
- 手のひらを頬に当て、下から上に向かって優しく押し上げる
- 首を上から下に向かって撫で上げ、耳の下から鎖骨に向かって撫でおろす
- 口を閉じたまま歯の表面に沿うように舌を一周回す
- 左回りに20回。右回りに20回舌を動かす
- 限界まで口を大きく開けて「あー」と声を出すように口を開けて10秒キープする
- 次に、「いー」と横に口を引き、10秒キープ
- 「うー」と口をすぼめるように10秒キープ
- 手をグーの形にし、第二関節を頬骨の下に当て少し強めの力で押し上げる
- 頬骨と顎の骨の間にあるくぼみに、グーにした手の第二関節を当て、回すように優しく刺激する
- 耳の下から鎖骨に向かってリンパが流れるように撫でおろす
- 右手の親指を口内の左側に入れ、外から人差し指と中指で挟む
- 親指をほうれい線に沿うように動かしながら口内の内側をマッサージする
- こめかみ辺りを3本の指の腹で内側から外側に向かって円を描くように揉む
- 前髪の生え際辺りを、親指で円を描くように揉む
- 耳の後ろから首の中心まで、こぶしで揉み解す
肌の土台に必要なコラーゲンが、加齢や紫外線により減少し肌の弾力が失われます。
減少する事で、一度シワができると中々元に戻すことが難しくなり、シワが増えていきほうれい線として現れ始めます。
対策は、紫外線対策を徹底し、新陳代謝を高めることです。また、肌の弾力やハリを取り戻すために、ビタミンA、C、Eなどの抗酸化作用が高い食物を食べる事ですね。
あとは、でき初めの浅いほうれい線は、乾燥が原因なので保湿ケアもしっかりと。
② 表情筋の衰えのよるほうれい線
筋肉は使わなければ衰えます。
それは顔の表情筋も同じで、顔の筋肉を使わないでいると筋力が低下し衰え、たるみができます。
たるみにより肌にシワが付きほうれい線が刻まれるようになります。
怒る時より笑ったときの方が、表情筋が使われるので笑う事を心掛けましょう。
他には、箸を使ったエクササイズも効果的です。空いた時間にできるので、忙しい人にもおススメだと思います。
最初は、顔がこわばりますが、続けていくことでスムーズに表情を作る事ができます。
③ 皮下脂肪の蓄積によるほうれい線
顔の筋肉を使わない事で、筋力低下により皮下脂肪が蓄積し、たるみからほうれい線となります。
皮下脂肪の蓄積防止には、顔のリンパマッサージが効果的です。リンパマッサージは顔の中に蓄えられた余分な水分の排出とむくみ防止になります。
*水分や老廃物が下に流れるように意識しながら撫でる
④ 口元の体操
ほうれい線は、パソコンやスマホの長時間の操作で、表情筋が固まる事でも起こります。
顔の筋肉のこわばりを解消するには、口元の体操も効果があります。舌や唇を動かすなど口元あたりを動かすことを意識しましょう。
⑤ 舌回しエクササイズ
舌を回すことで口の周りや頬、顎の下の筋肉に刺激を与え、血行を促進します。
1日3セットがおススメです。
⑥ あいうー体操
主に、口周りと顎下の筋肉を鍛える体操で、口をしっかり大きく動かすのが大事です。1日5セットがおススメです。
⑦ 頬骨のマッサージ
頬骨の下は、痛みを感じやすいので無理しないように。
⑧ 口内マッサージ
⑨ 頭皮のマッサージ
頭皮マッサージは、顔のたるみやほうれい線の改善やしわの予防にもなります。
マッサージをする際の注意点
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① 清潔な手で行う
顔に触れるので、清潔な手で行うので必須です。爪が伸びていたり、不潔な手で行うと引っ掻いた所から菌が入り込むこともありえるので、手洗い・爪切りは忘れずに。
② 顔にクリームを塗る
何も塗らずに顔をマッサージすると、摩擦で肌にダメージを与えてしまいます。必ず顔用のクリームやマッサージオイルを使って、滑りを良くしましょう。
③ 強くマッサージしない
強い力でマッサージすると、肌を傷つけてほうれい線を悪化させてしまいます。
また、強く肌を引っ張ると皮膚が伸びてたるみが悪化するので、気持ちいいと感じる程度の力で行いましょう。
④ マッサージのタイミング
マッサージのタイミングは、正しいやり方を行えばいつしても大丈夫です。
ただ、もっと効果的なマッサージにしたいなら、入浴中/後、メイク前に行うのがいいです。
入浴中/後は、体が温まっているので、血行の流れが良くほうれい線に効果的です。
メイク前に行うと、血行と顔色が良くなり、ほうれい線が薄くなるので濃いメイクをせずに済みます。
ほうれい線が出来るメカニズム
ほうれい線は、「鼻唇溝(びしんこう)」。という正式名称で、形は人により異なりますが一般的なの八の字の形ですね。
だいたい、30代以降に現れる人が多いです。
ほうれい線ができる原因は、顔のたるみ/筋肉の衰えです。
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① 顔のたるみ
顔のハリや弾力があることで、顔にシワやたるみはできません。
しかし、何らかの原因で肌の弾力に必要なコラーゲンやヒアルロン酸が不足した事で肌の弾力がなくなり顔のたるみやシワが発生します。
シワやたるみが口周りに乗っかるようになることで、溝ができほうれい線のとなります。
② 顔の筋肉の衰え
パソコンやスマホをいじっている機会が多いと、顔の筋肉が固まりたるみができやすくなります。
顔のたるみや筋肉の衰えは、以下の原因で起こります。
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① 加齢
加齢により肌の弾力や筋肉が衰えます。加齢で、肌の弾力やハリに必要なコラーゲンやヒアルロン酸を作る細胞が衰え、肌にたるみやシワができやすくなります。
顔の筋肉も加齢により固くなっていくので、普段から表情が乏しい人はシワやたるみが他の人よりできやすいでしょう。
② 紫外線
紫外線により、肌のコラーゲンなどが破壊され徐々に肌が老化していきます。
肌の老化が表れ始めるのは、時間がかかるので気づきにくく紫外線対策が遅れがちになります。
肌の弾力やハリがある20代から紫外線対策を徹底すれば肌の老化を最小限に抑えることができます。
③ 乾燥
乾燥でも重度の乾燥は皮膚の水分を蒸発させるのでハリや弾力が失われ、ほうれい線を発生しやすい状態になります。
④ 肥満・痩せすぎ
肥満は、加齢により顔の筋肉が衰えるので頬の余分な肉がたれさがりほうれい線となります。
痩せでも急激にやせた状態は、頬がたるみやすくほうれい線ができやすいです。
痩せすぎず肥満すぎない標準体型が一番ですね。
ほうれい線を悪化させない対策を。若い頃から行うのがいいですね。
対策
- 紫外線対策は、常に日焼け止めや美容液を塗る
- 顔の筋肉を鍛える顔のマッサージ・体操を常に行う
- 抗酸化作用のある食品(ビタミンCやビタミンE、リコピン、βカロテンなど)を中心に摂る
- 過度なダイエットや食べ過ぎ等、肥満・痩せすぎに注意
- 血行や代謝促進向上に、運動を行う
ほうれい線を消す効果的なツボ
ほうれい線の悪化予防には、血流や筋肉・肌を活性化させるツボがあります。ツボの押し方と場所を紹介します。
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① 巨りょう
ツボの場所:目の中心から下に向かっておろした線と小鼻から横に向かってまっすぐな線が交わる場所
ツボの押し方:人差し指と中指、薬指を3本揃え、指の腹を両頬のツボ辺りに当て、左右同時に5秒押しはなすを3~5回程度繰り返す
巨りょうは、たるみ、ほうれい線、むくみ、口元のシワ、乾燥肌の改善に効果があります。
② 下関
ツボの場所:耳の前から頬骨に向かって、口を開けた時に頬にできるくぼみ部分
ツボの押し方:人差し指と中指、薬指の指の腹を両頬のツボに当て、皮膚を持ち上げるように3~5回程度刺激する
血行の促進や新陳代謝の向上、たるみの予防に効果があります。
③ 角孫
ツボの場所:耳の先端が当たる場所
ツボの押し方:人差し指と中指、薬指の指の腹をツボに当て、頭皮を押し上げるようにゆっくり回しながら3~5回刺激する
④ 地倉
ツボの場所:口角の外側から0.5~1cmの場所
ツボの押し方:中指の腹で左右同時に5秒押し、はなすを3~5回繰り返す
ツボ押しの際の注意点
顔に触れるので、清潔な手で行いましょう。ツボを押す際に爪を立てずに指の腹を使ってください。
爪で押すと皮膚を傷つけ菌が入り込む可能性もあるので、一応爪は切っておきましょう。
ほうれい線を消すグッズ3選
ほうれい線の悪化の予防に効果があるグッズを紹介します。
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① フェイシャルフィットネス パオ PAO
加齢で衰えた顔の筋肉を鍛える器具で、ほうれい線やシワ、たるみの改善に効果があります。
器具についているマウスピースを口で咥え、首を上下に動かし両端にあるウェイトを揺らすだけで顔の筋肉が鍛えられます。
少しの動きで揺れるので激しく首を動かさずに済みます。
② パタカラプレミアム
マウスピースを口に咥え、上下左右前に引っ張るだけで顔の筋肉を鍛えられます。
ほうれい線やたるみの解消の他に、小顔や二重顎のリフトアップ効果もあります。
③ もっとほうれい線エクスパンダー
顎から頬を覆うグリッパーを頭の上で止めることで、顔の筋肉が引き上げられ表情筋が鍛えられます。
グリッパーを装着した状態で、口の開閉運動をすることで表情筋を鍛えられます。
ほうれい線を消す化粧品
ほうれい線は、顔の筋肉の衰えやたるみの他に、コラーゲン不足や乾燥などでも起こります。
コラーゲンなどは、肌の奥にあるので肌の表面にしか浸透しない化粧品は乾燥肌にしか効果がありません。
ほうれい線の初期症状である小ジワは、乾燥が原因なので保湿対策が大事です。
ほうれい線を目立たせない・悪化させないために必要な化粧品は以下の通りです。
① 保湿力が高いヒアルロン酸/セラミド
② 筋肉の衰えを抑制するアルジルリン
③ 皮膚の再生を促すトレチノイン
乾燥や紫外線により肌がダメージを受け、ほうれい線の悪化やできやすくなってしまうので紫外線・乾燥対策は徹底しましょう。
ほうれい線対策の化粧品でも肌に合わない物もあり、「肌がかぶれた」「小ジワ対策しか効果がない」などの口コミがあります。
ほうれい線対策の化粧品選びには、3つのポイントがあります。
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① 医薬部外品の化粧品
医薬部外品の化粧品は、薬事法によって決められた成分が配合されているので医薬部外品のシワ対策に効果がある化粧品を選びましょう。
② 配合成分に注目
ほうれい線対策に必要不可欠なコラーゲンやヒアルロン酸などの成分が含まれているかチェックしましょう。
③ コストで選ぶ
ほうれい線対策の化粧品は、すぐに効果が出る訳ではありません。使い続けて初めて効果を実感します。
ただ、値段は高いと家計に負担がかかるので効果を実感する前に辞めてしまったケースもあります。
そうなると今まで出費した分がもったいないですよね。費用に負担をかけることなく使い続けられる化粧品を選びましょう
ほうれい線に対策に効果がある洗顔を使う際の注意点
洗顔力が高いクレンジングや頻繁な洗顔は、肌の保湿に必要なセラミドまで洗い流してしまいます。
必要なセラミドまで洗い流してしまうと、乾燥肌となってしまいほうれい線が悪化します。
頻繁な洗顔は避け、肌の擦り過ぎや手入れの際に力を入れ過ぎないようにしましょう。
まとめ
ほうれい線対策は、若い頃から行えば最小限に抑える事ができます。一度できてしまったほうれい線は、整形外科でしか消すことができません。
整形外科の他に、セルフケアで行いたい方には、今回紹介した方法を参考に実践してみてください。
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