夏は冷房を頻繁に使う季節ですが、中々涼しくならない時もありませんか?部屋が中々涼しくならないのは、冷気が部屋の一か所に溜まってしまい、部屋全体に行きわたらないからです。
部屋全体を涼しくするには、サーキュレーターを使えば部屋の空気を循環させることができ涼しくなります。
今回は、サーキュレーターによる冷房効果などについて紹介します。
目次
サーキュレーターの置く場所で冷房が効果的な場所
冷房とサーキュレーターを同時に使う際は、サーキュレーターをエアコンの冷気が下に向かうように置くことが重要です。
-
① エアコンの対角線上に置く
サーキュレーターをエアコンの対角線上に設置し、エアコンの吹き出し口に向かってサーキュレーターを起動します。
エアコンから出てくる冷気が対角線上に置いてあるサーキュレーターの風により拡散し、部屋全体に冷気が行きわたります。
② エアコンと反対の方向に置く
エアコンとは反対の方向に向けて風を送ると、床に溜まった冷気をサーキュレーターが取り込み、反対側から吹き出すことで部屋全体に冷気が行きわたります。
提供:株式会社シー・シー・ピー
扇風機では効果ない?
「サーキュレーターでなくても扇風機でいいのではないか?」と思う方もいるでしょう。しかし、扇風機では部屋全体に冷気を行きわたらせることはできません。
そもそも扇風機の目的は、暑い時の涼をとるためだけに作られています。涼むときに広範囲に風を送れるように大きなファンが備わっていますが、風が届く距離は短いです。
扇風機のファンも手などを入れないようにカバーが前面についているので、部屋全体に冷気を行きわたらせるのは難しいです。
逆にサーキュレーターは空気を循環させる事を目的に作られているので、扇風機より小さめのファンでも部屋の空気を循環させることができエアコンの冷気も行きわたらせることができます。
サーキュレーターのメリット
サーキュレーターのメリットは以下の通りです。
-
① 冷房や暖房の効率アップができる
サーキュレーターは空気を循環させる機能なので、冷房暖房が部屋全体に行きわたらせることができます。部屋全体に行きわたることで、エアコンの負担も減るので電気代に節約にもなります。
② 簡単効率的に換気できる
サーキュレーターは、風を強く送る事が出来るので、窓を開けて空気が外に出るように空気の流れを作ると効率良く喚起する事ができます。
今、コロナにより換気が重要とされていますので、窓を開けただけの換気では長時間になりますが、サーキュレーターを使えば短時間の換気で済みます。
また、湿気が籠りやすい浴室やクローゼットなどの除湿もすることができます。
③ 部屋干しの洗濯物が早く乾く
梅雨時などの室内干しの場合もサーキュレーターを使えば空気の循環が良くなるので早く乾かすことができます。
④ 加湿効果が上がる
加湿器や濡れタオルと一緒に使うと加湿効果をあげる事ができます。冬場は暖房により空気が乾燥しウイルスや菌を排除する働きが弱くなるので、体調を崩しやすいです。
乾燥から身を守るためにも加湿器とサーキュレーターを使う事で部屋全体に加湿が行きわたらせることができます。
サーキュレーターのデメリット
サーキュレーターのデメリットは以下の通りです。
-
① 正しい位置に置かないと効果がない
空気の循環や除湿・加湿ができるサーキュレーターですが、正しい位置や使い方をしないと十分な効果を発揮できません。
② 商品により分解しにくい・掃除しにくい
サーキュレーターの種類により簡単に分解できない・掃除しにくい物があります。生活の中でどうしても埃が発生してしまいます。
そのため、サーキュレーターに埃や汚れが付いたまま稼働すると一緒に風と飛ばしてしまうことになってしまいます。
埃にはダニの死骸や糞が付着しているので、サーキュレーターで舞った埃を吸い込んでしまい、アレルギーを発症する可能性もあります。
サーキュレーターを購入する際は、分解や掃除しやすい物を選んだ方がいいです。
③ 音がうるさい
種類により音がうるさいサーキュレーターもあります。モーターの回転音やファンが空気を切る風切り音・サーキュレーターの稼働音などがうるさいと感じるようです。
④ 髪の毛や指が絡まったり挟んだりする危険がある
扇風機でも起こりえることですが、稼働中のファンに髪の毛や指を近づけると挟まれる危険があります。
サーキュレーターは直接床に置いて使う物が多いので、子供でも手が届きやすくなっています。怪我予防のためにも子供がいる家庭は気をつけましょう。
サーキュレーターを使う目的
サーキュレーターは、扇風機と似たような形から空気を循環させるための機器です。扇風機のように風を人に当てるのではなく、エアコンなどの空調機器に当て風を部屋全体に行き渡らせる事を目的に作られています。
空気の循環ができるため、換気にも効果的です。通常の換気というと2つの窓を開けて換気する事ですが、住宅の構造により窓が一つしかない所もあります。
そんな時に活躍するのはサーキュレーターです。サーキュレーターは窓が一つだけでも正しい場所に設置すれば部屋の換気が出来ます。
サーキュレーター有りと無しではどの位効果は違う
サーキュレーターは、空気の循環・換気に適しているので家庭に一台はあった方がいいでしょう。
夏場は冷房も最初は涼しいですが、設定温度に近づくにつれて徐々に涼しくなくなり、さらに温度を下げるという繰り返しになります。(冬も同様)
そうなると電気代が高くなってしまいます。また、エアコンは空気を循環させる機器ではないので、空気もよどんでしまいます。
サーキュレーターがあれば、温度設定を変更しなくても部屋全体に冷気が行きわたり、空気の循環もできるので空気がよどみません。
冬場も加湿を部屋全体に行きわたらせることができるので乾燥対策も安心です。
サーキュレーターのおすすめ3選
-
① アイリスオーヤマ 「サーキュレーターアイ mini PCF-SC12」
小型・軽量タイプで、狭いスペースにも置きやすいサーキュレーターです。手動の首振り機能付きで空気を循環できるので、棚の上や卓上などのちょっとしたスペースに置いても便利です。
② 山善「DC エアーサーキュレーター YAR-CD20」
直径約20㎝の大型ファンなのに、低消費電力なので電気代が節約になります。360度の首振りに、8段階の風量調節機能+静音性も兼ね備えています。
③ ボルネード「660-JP」
ファンに取り入れた空気を竜巻状にして送風するので、強力な空気循環ができます。エアコンでも冷暖房が行き届きにくい2間続きの和室などでも効果的です。
まとめ
サーキュレーターは電気代が安く済む・空気の循環/換気・加湿除湿効果などメリットが多いと思いますが、反対にデメリットも多くあります。
しかし、今、新型コロナウイルスでこまめな換気が必要とされている状況ですから、これを機にサーキュレーターを購入してみるのもいいのかもしれません。
効果的な場所に置いて冷却効果をアップさせましょう。
コメントを残す